ジュエリーは永久にリサイクルし再活用し続けることができる

ジュエリーの製作風景

ジュエリーは永久にリサイクルし、再活用し続けることをご存知でしょうか。
普通商品というのは一度作ったらあとは中古だけであることがほとんどですが、ジュエリーの場合は違います。宝石と貴金属という至高の素材たちで構成されるジュエリーは、ずっと再活用をしていくことができる究極にエコで永遠に楽しみ続けられるアイテムなのです。実際にどんなリサイクル(再活用)をすることができるのかご紹介します。

ジュエリーのリサイクル・再活用性について知ろう

ジュエリーの活用性を表したSDGsとエシカルであることの図

まずは前提となるジュエリーのリサイクル・再活用性について知っておきましょう。
この点については下記記事でも詳しくご紹介しているので、合わせてご覧ください。

ジュエリーの活用性を表したSDGsとエシカルであることの図

ここでは簡単にご紹介しますが、ジュエリーは貴金属と宝石の2つで成立しており、どちらもずっと再活用できる素材となっています。

例えば貴金属は磨けば常に新品の輝きを取り戻せますし(普通の金属と違って錆びるなどの腐食が起こらないため)、宝石は前提として美しい輝きをずっと保つことができます。

つまりジュエリーの完成品そのものは半永久的にずっと保持し続けることが理論上可能。さらに商品はそれぞれ宝石と貴金属という素材に分離して新しいジュエリー商品の素材として活用することができます。

これは本物のジュエリーだからできること。この前提があるからこそジュエリーは至高の商品として長い歴史をまたいで愛され続けてきたわけです。

どんなリサイクル・再活用の仕方がある?

ジュエリーの製作風景

ジュエリーのリサイクル、再活用はジュエリーの保有者(ユーザー)にとって、基本的に下記の方法や方向性があります。

ジュエリーのリサイクル・再活用の方法
  1. ジュエリーを現金価値に変換する(現金化)
  2. ジュエリーを下取りして新しいジュエリーの費用に充当できる
  3. 新品状態にメンテナンスリペアをして、新しく生まれ変わらせる
  4. ジュエリーの宝石を活用して新しいジュエリーへリフォームリメイクする

ジュエリーは多様な方法で活用し続け、時にはユーザーをまたいで取引し、再活用していくことができます。その時に必要な方法を選択することができ、全ての方法は基本的に全国どこからでもサービスとして受けることができる状態となっています。

1. ジュエリーの現金化

ジュエリーの買取現金化

ジュエリーはその物自体が現金としての価値を有しています。ジュエリーに使用されている貴金属も宝石も同様です。持っているジュエリーが不要となったり、例えば現金が必要となりその手段として活用したい場合に、ジュエリーの買取サービスを活用して現金化することができます。現金と交換されたジュエリーの再活用は売買した相手の選択に委ねられます。

そのジュエリーがそのままで高い商品価値を秘めている場合であれば(例えば今人気なブランドの今人気な需要のあるコレクションだったり)、そのまま中古品として新しいユーザーへ販売されていきます。もしくはそれぞれ分離され、貴金属は貴金属のルートへ、宝石は宝石のルートへ再度循環していくこととなり、それらがまた新しいジュエリーの素材として再活用されていくのです。

最近だと業者だけでなく、メリカリなどに代表されるフリマアプリによってユーザー間で取引されることも多いですね。業者では相場が決まっていますが、ユーザー間だとそのユーザー間での金額にて変動します。(場合によっては業者に販売するよりも高額になるケースもあれば逆もあります)

2. ジュエリーの下取り

宝石店にディスプレイされているジュエリーたち

ジュエリーの現金化と紐付きますが、その現金的価値を活用して現金を入手するのではなく、新しいジュエリーの費用に充当することができます。(下取り)

ジュエリーでないアクセサリーだとこれができないため、保有するアクセサリーに飽きてしまうなど不要になるとこういった下取りは基本的に無理ですが、ジュエリーだと新しいジュエリーの購入資金の充当もしくは、物によっては無料で新しいジュエリーを入手できたり、さらに現金まで戻ってくる可能性もあります。

下取りをすることで、新しいジュエリーをさらに楽しんでいく機会につながります。下取りに出したジュエリーは上記の現金化と同様に流通網に再度流通していくこととなります。エコですね。

ジュエリーは貴重な素材でできているため、必然と高額になります。ジュエリーといえば高い。というイメージが強いですが、高いけれどその後の再活用性も高いので、実はすごくお得だったりします。(もちろん定価は各社それぞれなのでちゃんとジュエリーを選んで購入していればですが)

3. 新品に蘇らせる(リペア・メンテナンス)

ジュエリーの修理

再活用とは少し軸が逸れるかもしれませんが、保有するジュエリーを使用し続けていくと、当然ですが物なのでこすり傷が入ったり、皮脂などの油分などで宝石が濁っていったりします。ジュエリーを保有する人の使い方やメンテナンス頻度によって状態は大きく開きます。

しかし基本的にジュエリーは劣化はしない、あくまで汚れただけというものになりますので、リペア・メンテナンスをすれば新品同様に蘇らせて、さらにそのジュエリーを活用し続けることができます。

貴金属は普通の金属と違って腐食しない(正確にはよほどのことがない限り腐食しない)ので、表面を磨けば新品同様の輝きを取り戻すことができます。

時々間違ったイメージで、貴金属の中でもゴールドは錆びない、銀は錆びるという話があがることがありますが、これは基本的に間違いです。対腐食性に対する度合いは異なるもののプラチナ・ゴールド・シルバー(銀)は貴金属だから安定しています。シルバーは硫化という変色が徐々に起こっていきますが腐食しているわけではなくあくまで表面の表情の変化です。これを逆手にとってデザインに活用しているブランド(例えばクロムハーツなどの高級シルバージュエリーなど)もあるくらいですね。黒く変色したものは戻すことができます。

持っているジュエリーを愛用している場合でさらに今後もずっと活用したい場合、変色したり傷などでくすんでしまったものは新品にメンテナンス・リペアをして再活用し続けることができます。費用も基本的には高くありません。

4. 新しいジュエリーへとリフォームする

ジュエリーのデザインリフォームリメイク

持っているジュエリーの宝石を活かして、新しいデザインへとリフォーム・リメイクすることができます。これ日本だとなぜかあまり浸透していないのですが、ジュエリー最大の魅力でもあります。

例えば1カラットのダイヤモンドがセットされた婚約指輪をお母様から譲り受けたとします。しかしそのデザインが自分の趣味趣向とは異なっていたりした場合、身につける機会に悩んでしまいます。

ところがその譲り受けた婚約指輪の1カラットのダイヤモンドを活かして自分好みのデザインの新しいジュエリーへとリフォーム・リメイクすることができるのです。しかもダイヤモンドという素材がすでにあるので、素材費がかかりません。婚約指輪に使用されていた貴金属は下取り対象となります。つまり新しいジュエリーを非常に安価に叶えることができ、さらには思い入れのある宝石をそのまま継承して叶えることができてしまいます。

予算感は希望のデザインや依頼する宝石店やブランドによって異なりますが、例えば1カラットのプラチナリングをシンプルなネックレスにリフォーム・リメイクする場合、たいていの場合数万円レベルの予算感で叶えることができます。

ジュエリーは時を超えていく究極のアイテム

婚約指輪とカップルの手

いかがでしょうか。ジュエリーはまさにリサイクル・再活用性において非常に優れた商品であることがご理解いただけたかと思います。

そこにある素材を活かして世界中のユーザーを循環することができ、自身も時を超えて楽しみ続けることができるジュエリーは、本物のジュエリーだからこそその素晴らしさを発揮し、吟味することができるのです。

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ABOUT US
KURO
1983年神戸生まれ東京育ち。クリエイティブディレクター、実業家、キャンパー。「生活必需より人生必需」をモットーに、一度きりの人生をより豊かに華やかに吟味するライフスタイルを追求。完全made in Japanなジュエリーブランドを創業し、総監督して2021年で10周年。提供するもの、関わる人たちを引き立てる優れた背景になりたいという想いから、「KURO(全てを引き立てる黒い背景)」を名乗り、華やかな人生、ライフスタイルは何かを追求し続けています。様々なD2C系事業やブランドのプランニングや立ち上げのサポート、コンサルティングも精力的にサポートしています。お問い合わせはインスタグラムDMよりお願いします。
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