D2Cは消費者も生産者も平等に幸福を追求できるビジネス

指輪を差し出す男性、それを見つめる女性

D2Cというビジネスモデルは、消費者も生産者(販売者)も平等に幸福を追求できることに優れたビジネスモデルであると僕は考えています。

ビジネスで行っている事そのものは楽しくない、幸福を感じないけれど、お金の面で妥協している。というようなケースや、そもそもビジネスに幸福や喜びなんて求めておらず、ただお金を獲得していき、プライベートで幸福を追求するというケースが多かったりすると思うのですが、時代は徐々にその流れから変化していきました。

仕事も遊びも分け隔てなく楽しんでいき、幸福や喜びを追求していく。今風に言うと、「好きを仕事に」ということと基本的には一緒です。

D2Cとは、提供する側もされる側も平等な関係を構築し、ともに幸福を追求していける素晴らしいビジネスモデルだと思います。

消費者をよりワクワクさせる、幸せにできるのがD2C

指輪を差し出す男性、それを見つめる女性

D2Cは消費者へ直接商品やサービス、ビジネス上の表現を届けるビジネスモデル。
直接的に提供することで、より消費者をワクワクさせる商品やサービスを提供することができます。

なんで直接だとそれができるのか。
単純明快で、消費者のこんな商品やサービスが欲しいというリアルな声を拾いやすいから。
そしてそれがもたらすのは、消費者にこんなものを届けたら幸福にできるという物事をより明確に具現化しやすいということ。

こんなものがあったらいいな。こんなサービスが提供されたら、どんなに素晴らしいことだろう。そういう消費者のニーズを的確にとらえ、それを開発し、提供する。

D2Cは消費者をよりワクワクさせていき、より幸せにしていく商品やサービスを提供することにすばらしさがあります。

さらに開発された商品やサービスへフィードバックされる消費者からの情報を基にして、さらに素晴らしい商品やサービスを提供し続けていく。

そういう消費者の幸せ、ワクワク、喜びという軸を維持しながら事業を拡大させていくことができる、プラスのスパイラルを引き起こしやすいビジネスモデルこそが、D2Cの魅力なのだと思います。

提供者が幸福をビジネスそのものに追求できるのがD2C

スマートフォンのバーチャルタッチスクリーンに顔の絵文字を押すビジネスマン。

D2Cは提供者(生産者、販売者)側もビジネスモデルそのもに対して幸福を追求することができるビジネスモデルであると言えます。

ビジネスといっても本当に無数のモデルや向き合い方があります。
その多くの前提となる目的が、「どうやったらとにかくお金を稼ぎやすいか」。
だと思いますが、D2Cの場合は前提が異なります。

D2Cは提供者側が世の中に発信したい、提供したい物事を形にしていくものなので、自分も一消費者として提供者側に回れることができます。

世の中にこんなものがあったら、こんなサービスがあったら、自分自身の人生がより幸せにワクワクするものになるのではないか。

そういう視点でサービスや商品を開発します。ですからD2Cでビジネスを突き詰めていくほど、事業を開発し展開していくほど、提供者・生産者側の幸福度も比例して増していきやすいのです。

自分が世の中にまだなくて、あったら嬉しいものを商品として、サービスとして具現化していく。
そしてそこにファン(消費者)が生まれていき、その想いやパワーがより強固に成長していく。
より多くの人と素敵なものが共有されていく。その状況を実体として感じることができる。そしてその対価をしっかりと得ていき、さらに先を目指していける。

仕事をしていく上でそれ以上に嬉しいものがあるでしょうか。
僕はD2Cによって消費者と生産者(提供者)が密に純度高くつながることは、ビジネスの本来の姿であり、より純度高く美しい幸せを獲得することができると思っています。

長続きするD2Cは、両者が幸福な関係性を維持している

ジュエリーブランドEIKAのパッケージとロゴ

D2Cで長続きしているブランドが長続きできている大きな理由は、消費者と提供者側が平等に幸福な関係を維持し続けているからだと思います。

例えば僕KUROは、2011年の6月にジュエリーブランドEIKAを創業し、今この記事を書いている日で10年を迎えることができました。自分にとって初めての事業、ブランドでしたが、全てが初めてのことだらけの状況でノウハウも何もない状態の中で10年も事業を継続してこれたのは、提供者である僕たちのチームも、僕たちのブランドのファンの方々も幸福を平等に追求してこれたからです。

そうでなければ、例えばモチベーションも続かなかったでしょう。実際に立ち上げた2008年の6月は東日本大震災が発生して3ヶ月後のこと。スタートから出鼻をへし折られた状態からスタートしました。その後リーマンショック、さらに新型コロナウィルスと、事業を進めていく上で順風満帆な状況ではありませんでした。

D2Cでの事業で、お客様の喜ぶ姿やフィードバック、そして僕たちが心から提供したいと、消費者側の立場からも感じるものやサービスだけを提供していくことの喜びがなければ、おそらく事業は途中で頓挫していたと思います。

事業を進めていくと、色々な要素が増えていきます。関わる人も増えていきますし、それはすなわち多様な思惑が介在していくこととなっていきます。それ自体は素晴らしいことですが、軸足がぶれてしまうと本来の魅力がなくなってしまいがち。

D2Cといっても一過性の短期的なブランドもあれば、長期的に成長するブランドもあり、提供者の目的は多様であっても良いと思いますが、D2Cは本来長期的に消費者も生産者(提供者・販売者)も平等に幸福を追求し、開発していくことで最大のパフォーマンスを築くことができるビジネスモデルであると僕は確信しています。

ぜひこれからD2Cでブランドなどを作ろうと考えられている場合には、ぜひこの幸福の追求からぶれることなく開発・展開を進めていって頂けたらと思っています。

D2Cは提供者自身が心から届けたいと思い、それらを届けることで、作ることで自分自身も幸せになっていくものでなくてはならない。というのが僕の考えです。

ぜひ自分自身も、そしてそれを届ける人も、より幸せになれる、よりワクワクになれるビジネスをD2Cで行いましょう。

手と手が重なり合う姿
D2C

気軽にシェアしてくださいね
ABOUT US
KURO
1983年神戸生まれ東京育ち。クリエイティブディレクター、実業家、キャンパー。「生活必需より人生必需」をモットーに、一度きりの人生をより豊かに華やかに吟味するライフスタイルを追求。完全made in Japanなジュエリーブランドを創業し、総監督して2021年で10周年。提供するもの、関わる人たちを引き立てる優れた背景になりたいという想いから、「KURO(全てを引き立てる黒い背景)」を名乗り、華やかな人生、ライフスタイルは何かを追求し続けています。様々なD2C系事業やブランドのプランニングや立ち上げのサポート、コンサルティングも精力的にサポートしています。お問い合わせはインスタグラムDMよりお願いします。
プロフィール詳細はこちら>