持ち込みダイヤで婚約指輪をオーダーメイドする方法とブランド

婚約指輪のセミオーダーメイド

お母様から譲りうけたりと、既に持っているダイヤモンドや指輪を持ち込みで、婚約指輪をオーダーメイドで叶える方法や持ち込みダイヤモンドに対応しているブランドをご紹介します。

婚約指輪のダイヤモンドは持ち込める

婚約指輪のセミオーダーメイド

婚約指輪といえば、ダイヤモンドを新しく選び購入して、デザインを選ぶ。という方法が一般的で、最も多い選択肢です。

しかし婚約指輪のダイヤモンドを持ち込みで、新しい婚約指輪をオーダーメイドで作ることができます。そんなことできるの?していいの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はとても有用な方法で、既に婚約指輪に値するような指輪やダイヤモンドを持っている場合には、非常におすすめな方法です。

ダイヤモンド持ち込みで婚約指輪を作るケースとしては、下記のようなケースが一般的です。

ダイヤを持ち込みで婚約指輪を作るケース
  1. 既に婚約指輪を持っている
  2. 既に婚約指輪クラスのダイヤモンドを持っている
  3. 価値の高いダイヤモンドをまとったジュエリーを持っている

既に婚約指輪を持っている

ダイヤモンドの輝くイエローゴールドの婚約指輪

既に婚約指輪を持っている場合、それを活用して新しい婚約指輪を作りたいですよね。

例えば過去にプロポーズや婚約をして、その時に婚約指輪を購入。婚約破棄になってしまったり、離婚したりして婚約指輪の使い道に困っていた場合など、改めてプロポーズをしたり婚約する場合に、その指輪を活用することができます。

もしくはお母様や祖母などから譲り受けた婚約指輪を活用する場合などですね。

婚約指輪のダイヤを取り外し、リング本体の枠(ゴールドやプラチナで出来ているもの)は下取りに出して新しい指輪を作ることができます。当然ですが素材費がほとんどかからないので、非常に格安に新しい婚約指輪を作ることができます。

完全に新しく作りたい場合には、その婚約指輪を買い取ってもらい、新しい婚約指輪の資金源にすることもできますが、買取だと費用対効果が若干悪くなるため、ダイヤはそのまま活用した方が良いです。

既に婚約指輪クラスのダイヤを持っている

ダイヤモンドのルースを鑑定している風景

既に婚約指輪に使えるクラスのダイヤモンドを単体で持っている場合にも、そのダイヤモンドを持ち込んで婚約指輪をオーダーメイドで作ることができます。

石代(ダイヤ代)がかからないので、完全に新しく婚約指輪を購入するよりも大幅に予算を抑えて婚約指輪をオーダーメイドすることができます。

ダイヤモンドを譲り受けたり、ダイヤモンドだけを宝石店などで購入し、オーダーメイドに対応したジュエリーブランドや宝石店へ持ち込んで作るなどのケースがこれに該当します。

ダイヤモンドだけを(ルース単体)格安で販売している宝石店などもあるので、そういった場所でダイヤだけを購入して、オーダーメイドに強い持ち込みダイヤに対応した別の宝石店に持ち込んで婚約指輪を作ると、それぞれの長所を活用しながら作ることができるため、費用対効果が高くなることが多いです。

ただダイヤモンドについてよく誤解されがちですが、ダイヤであればなんでも良いということではありません。婚約指輪の主役ダイヤモンドとしては必要な素材のクラスがあります。

例えば造形用の小粒のダイヤモンド(メレダイヤと言われる物)をいくつ持っていても、それら自体にはあまり価値がないため、婚約指輪のために持ち込むのはあまり意味がありません。

下記クラスを満たしたダイヤモンドであれば持ち込みで婚約指輪を作ることができるでしょう。

婚約指輪のために必要なダイヤのクラス
  1. カラット:0.3カラット以上(0.2カラット〜でもギリギリ)
  2. カラー:Iクラス以上(肉眼で無色)
  3. クラリティ:SIクラス以上(肉眼で透明)
  4. カット:VERYGOOD以上(GOODでもギリギリ許容)

婚約指輪はファインジュエリー(価値が高く、見た目にもその価値を感じるジュエリー)なので、主役たるダイヤの存在感・主張性はとても大切です。

その存在感に影響するのが、ダイヤの大きさ(重さ)の指標であるカラットなのですが、一石で主張性を得られるのはデザインの観点からも0.3カラット以上が原則であり下限です。ギリギリ許容して0.2カラット以上です。

持ち込みダイヤモンドで婚約指輪をオーダーメイドする場合は、そのダイヤが0.3カラット以上であるかどうかを判断基準にすると良いでしょう。

またカラット以外にも、色味や透明度、研磨の状態が美しいものであることが前提となりますが、上記基準をクリアしていれば大丈夫です。

鑑定書がついていない、紛失した場合など、クラスが分からない場合は、宝石店で鑑定してもらうと良いでしょう。

ダイヤモンドのルースを鑑定している風景

価値の高いダイヤモンドをまとったジュエリーを持っている

ダイヤモンドの婚約ネックレスと婚約指輪

婚約指輪やダイヤモンド単体ではなく、価値の高いダイヤモンドなどの宝石をまとったジュエリーを持っていた場合にも、それらのダイヤモンドを活用し、持ち込みで婚約指輪をオーダーメイドすることができます。

例えば遺品などで価値の高いジュエリーを相続した場合や、自身がコレクションするジュエリーに使用されているダイヤを活用したい。といった場合などです。

新しくダイヤを購入するよりも予算を大幅に抑えつつ、新しい婚約指輪へ活用できるので、より優れた婚約指輪のオーダーメイドを叶えることができます。

持っているジュエリーのダイヤモンドなどが婚約指輪への持ち込みに値するかどうかは、前項のクラスを参考にしてください。不明な場合は鑑定機関や宝石店で鑑定してもらうとスムーズです。

ダイヤ持ち込みで婚約指輪を作るメリット

婚約指輪のオーダーメイドデザインの工程

ダイヤモンドなど持ち込みで婚約指輪をオーダーメイドすることにはメリットがたくさんあります。

  1. 婚約指輪の予算を大幅に削減できる
  2. 素材を再活用できるため、エコでエシカル
  3. よりストーリー性の高い婚約指輪を作ることができる

何といってもメリットは、婚約指輪の予算を大幅に抑えることができることでしょう。

婚約指輪の金額やコストは、ダイヤモンドと貴金属の量で成立しますから、その主役素材であるダイヤモンドを持ち込むだけで、大幅に予算を削減することができ、より費用対効果高く婚約指輪を作ることができます。

またダイヤモンドには中古の概念がなく、ダイヤモンドは劣化しないため、その素材を再活用することは非常に正しい使い方です。エコですし、エシカルです。現代においては大切な概念であると考えます。(ただ新しい素材を調達したり使うこと=正しさではない)

持ち込みするダイヤモンドや指輪やジュエリーなどの事情にもよりますが、例えばお母様から譲り受けたダイヤや指輪から新しい婚約指輪を持ち込みダイヤでオーダーメイドすることは、とてもストーリー性の高い婚約指輪を叶えることができます。

今ダイヤや指輪を持っているなら、ぜひそれらを持ち込んで婚約指輪を叶えましょう。

持ち込みダイヤで婚約指輪を作る方法と流れ

フルオーダーメイドの婚約指輪イメージとデッサン

では実際に持ち込みダイヤで婚約指輪を作る方法や流れについてご紹介してまいります。基本的には下記の流れとなります。

持ち込みダイヤで婚約指輪を作る基本の流れ
  1. 宝石店へダイヤや指輪を持ち込む
  2. 持ち込みダイヤを鑑定してもらう(鑑定書があれば不要)
  3. デザインを決める
    1. 宝石店にあるコレクション(既存の型から)から
    2. コレクションからカスタマイズ
    3. オリジナルで打ち合わせする(フルオーダー)
  4. ダイヤモンドを預けて決済する
    1. ダイヤ以外の部分は下取り(貴金属部分)
  5. 製作開始
  6. 約1〜2ヶ月ほどで完成

まずは持っているダイヤや婚約指輪を持参し、婚約指輪をオーダーするお店へ行きます。

次に、お店のジュエリーコーディネーターに持っているダイヤや婚約指輪を鑑定してもらい、確認してもらいます。

その上でどのようなことが出来るかを宝石店側から提案を受けることもできますし、ご自身で希望を伝えながら打ち合わせを進めていきます。

婚約指輪のデザインは、そのジュエリーブランドや宝石店が持っている型(コレクション)から選ぶこともできますし、オリジナルで作ることもできます。(お店によってできるサービスは異なります)

なお持っているダイヤなどの宝石が特殊な形状の場合には、フルオーダーになることが多いです。

デザインが決まったら、ダイヤモンドを預けて製作費用を支払います。オーダーメイドなので前金が原則であることがほとんどです。ダイヤだけだと石代がかかりません。リングなど製品になっているものであれば、使用しているゴールドやプラチナの重量によって見積もりが掲示されますので、その金額分が値引きされて購入することとなります。(下取り)

実際に製作を開始して、大体1〜2ヶ月ほどで新しい婚約指輪が完成します。

持ち込みダイヤでできる婚約指輪デザイン

婚約指輪のセミオーダーメイド

持ち込みであろうと新品であろうと、基本的に婚約指輪デザインの選択肢に差はなく、持ち込みダイヤでも自由にデザインを選ぶことができます。

フルオーダー(オリジナル)に対応した婚約指輪や宝石店であれば、自分たちの理想の全てを落とし込んだデザインを叶えることもできるでしょう。

その場合には、イメージCGやデッサンなどでイメージを可視化してくれますので、それらをもとに検討を重ねていきます。(デッサンだと実像が湧きづらいため、イメージCGに対応している方がおすすめです)

婚約指輪のデザインについては、下記関連記事を合わせてご参考ください。

婚約指輪のデザイン選び

持ち込みダイヤで婚約指輪を作る費用

婚約指輪をオーダーメイドで製作している風景

15万円〜20万円程度

持ち込みダイヤで婚約指輪を作る場合の費用は、15万円〜20万円程度が最適な価格の相場として考えておけば大丈夫です。デザインの贅沢さ(貴金属の使用重量と、追加でセットする宝石のボリューム等)によって予算は変わります。

一般的に婚約指輪を新品で購入する場合の平均相場は30〜50万円程度ですので、かなり予算が抑えられることが分かります。

贅沢なデザインになればなるほど高くなり、シンプルで華奢なデザインになるほど安くなります。

いずれにしても持ち込みダイヤや最終的な希望のデザインによって予算は大きく変わるため、まずは持ち込んで見積もりをしてもらいましょう。実際に製作進行をするまでは特に費用はかからないことがほとんどです。

持ち込みダイヤで婚約指輪が作れるブランドや宝石店

プロポーズや婚約指輪用のEIKAのフラワージュエリー

では実際に持ち込みダイヤで婚約指輪が作れるブランドや宝石店についてご紹介しましょう。国内にはいくつか持ち込みダイヤでの婚約指輪オーダーメイドに対応したブランドや宝石店が存在しますが、まずご紹介したいのが「EIKA」です。

EIKAの婚約指輪と結婚指輪無料レンタルサービス

いわゆるオーダメイド特化型の宝石店とは違い、EIKAはジュエリーブランドとして展開する中で稀有な持ち込みダイヤでの婚約指輪オーダーメイドに対応したブランドです。

EIKAでは下記全ての持ち込みダイヤによる婚約指輪オーダーサービスに対応しています。

  1. 持ち込みダイヤによる婚約指輪コレクションへのオーダー
  2. 持ち込みダイヤによる婚約指輪のセミオーダー(カスタマイズ)
  3. 持ち込みダイヤによる婚約指輪のフルオーダー(オリジナル)
  4. 持ち込みダイヤによるダイヤモンドプロポーズ(フラワージュエリー)
  5. 指輪以外のデザインにも対応
  6. 持ち込み〜オーダーメイドまで全てオンラインで完結可能


つまり持ち込みダイヤからあらゆるデザインの婚約指輪を作ることができます。ジュエリーブランドとして多種多様で豊富な婚約指輪コレクションを用意しているので、まずはそこから検討し、さらに好みに合わせてカスタマイズしたり、フルオーダーでオリジナルの婚約指輪を作ることもできます。

また婚約指輪だけでなく、ネックレスなど他の種類のジュエリーにも対応しているため、ライフスタイルや希望に合わせてジュエリーそのものの設計から自由に叶えることができます。

さらにEIKAはオンラインでのオーダーメイドサービスに対応しているため、東京や大阪などにあるラグジュアリーサロン店頭でのオーダーや打ち合わせはもちろん、全国どこからでも簡単にリモートでオーダーメイドを叶えることができてしまいます。

オンラインの場合は申し込むと返送キットが自宅に届くため(送料も往復無料)、キットに保有するダイヤや指輪などを封入して返送するだけで診断してくれます。また決定までは費用がかかりません。近くに宝石店がないなどの場合にも非常に便利だと思います。

費用も15万円ほどで叶えることができ、完成後もEIKAはリメイクサービスを展開しているため、また新しいデザインへと2万円台から叶え続けることが可能です。

持ち込みダイヤでダイヤモンドプロポーズできる

プロポーズや婚約指輪用のEIKAのフラワージュエリー

さらにEIKAではプロポーズ用として非常に人気なフラワージュエリーを展開しており、ダイヤモンドとバラをセットでサプライズにプレゼントし、あとから初回無料で好きな婚約ジュエリーへとオーダーメイドすることができます。

こちらのフラワージュエリーは持ち込みダイヤにも対応しているため、保有しているダイヤや婚約指輪などのジュエリーのダイヤモンド素材からプロポーズしたいと考えている方にもおすすめです。

鑑定書なども再発行するため、手元に鑑定書がない場合でも一石二鳥といえるでしょう。(フラワージュエリーからの婚約指輪オーダーも店頭とオンライン両方に対応しています)

プロポーズや婚約指輪用のEIKAのフラワージュエリー


持っている素材を活用することは、非常に正しく優れた方法な時代です。

持っているダイヤモンドや婚約指輪などのジュエリーを持ち込んで、費用対効果高くより優れた婚約指輪を入手すれば、より素晴らしい婚約指輪を叶えることができるでしょう。

ぜひ本記事を参考に、最高の婚約指輪を叶えていただければ幸いです。

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ABOUT US
KURO
1983年神戸生まれ東京育ち。クリエイティブディレクター、実業家、キャンパー。「生活必需より人生必需」をモットーに、一度きりの人生をより豊かに華やかに吟味するライフスタイルを追求。完全made in Japanなジュエリーブランドを創業し、総監督して2021年で10周年。提供するもの、関わる人たちを引き立てる優れた背景になりたいという想いから、「KURO(全てを引き立てる黒い背景)」を名乗り、華やかな人生、ライフスタイルは何かを追求し続けています。様々なD2C系事業やブランドのプランニングや立ち上げのサポート、コンサルティングも精力的にサポートしています。お問い合わせはインスタグラムDMよりお願いします。
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