婚約指輪におけるカラットの判断基準や重要性について

婚約指輪のダイヤモンドカラット比較

婚約指輪のにとって主役となるダイヤモンドのカラットはとても重要な要素。カラット次第で見た目が大きく変わるからです。カラットの判断基準や重要性を解説します。

婚約指輪の見た目に大きく影響するダイヤモンドのカラット

ジュエリーのデザインリフォームリメイク

婚約指輪(エンゲージメントリング)の見た目はデザインによって当然変わるわけですが、そのデザインを含む婚約指輪の見た目に最も大きく影響するのが、ダイヤモンドのカラットです。

婚約指輪の主役はダイヤモンドであり、主役たる美しく価値の高いダイヤモンドをまとう手段が婚約指輪等のファインジュエリーたちです。通常のファッションジュエリーなどとは異なり、婚約指輪等のファインジュエリーの主役はダイヤモンド等の宝石。

そしてその宝石の大きさを表す指標がカラット(CARAT)ですから、見た目に大きく影響するわけです。大きな(重い)カラットのダイヤモンドを婚約指輪がまとうほど見た目の贅沢さも壮麗さも相乗して上がっていきます。逆に小さな(軽い)カラットのダイヤモンドを婚約指輪がまとうほど、見た目は華奢に、カラットによっては貧相になっていってしまいます。

婚約指輪選び=ダイヤモンド選びであり、ダイヤモンド選び=カラット選びといっても過言ではないほど、重要な要素なのです。

婚約指輪における人気なカラット

婚約指輪のカラット調査結果
出典:「ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べ」

婚約指輪で選ばれているカラットは、「0.2〜0.5カラット」の範囲が圧倒的に人気です。
実際この人気で選ばれている婚約指輪のダイヤモンドカラットはずっと同じカラット範囲が人気で、毎年ほとんど変化はありません。ほとんどの方が、0.2〜0.5カラットの範囲で選ばれています。

ただこれはあくまで平均的なカラットの範囲の話ですので、予算が大きければ1カラットを選んでいる方も、それ以上の方もいらっしゃいますし、逆に予算がなければ0.2カラットを下回るカラットで選ばれている方もいらっしゃいます。

婚約指輪におけるカラット毎の相場や値段

ダイヤモンドのカラット表

婚約指輪の販売価格は各ジュエリーブランドや宝石店によって自由に決められていますが、最適価格で購入した場合の各カラットにおける相場や値段はあります。下記のように考えておいてください。

「婚約指輪は、0.1カラットアップで10万円アップ」

シンプルなデザインかつ自社工場などで作っているD2Cブランド系での最適価格における相場です。ブランドによっては婚約指輪の製作を外部の工場に丸ごと投げていたりしますが、そうなるとコストが高くなるため、販売価格(定価)上がります。

しかし最適に購入すれば、0.1カラットあたり10万円あたりが相場となりますので、これを軸に予算を検討されれば問題ありません。

つまり人気な0.2〜0.5カラットであれば、「20万円〜50万円」あたりがシンプルなデザインの婚約指輪における基本予算や相場となります。

同じカラットでも贅沢なデザインなどになれば+10万円、20万円と上がっていきます。例えばジュエリーブランドのEIKAは世界で初めて婚約指輪における初回オーダーメイドにおいて統一価格を実現。シンプルなデザインの価格で贅沢なデザインも選べるシステムを採用しています。(リメイクし続けることができるため、婚約指輪は普通のブランドとは異なり、売り切りでなくなるため可能になった)

基本は0.3カラット以上を選ぼう

婚約指輪のダイヤモンドカラット比較

婚約指輪における人気カラットは0.2〜0.5カラットですが、原則としては0.3カラット以上で選ぶようにしてください。理由は明確で、0.3カラット未満だと正直ダイヤモンドの主張性に乏しいです。

0.2カラットが人気カラット範囲に入ってきているのは、宝石店の打ち出しによるところが大きく、実際には0.3カラット以上であるべきです。元々婚約指輪や結婚指輪の市場は競争率が高いため、価格競争になっている部分があり、少しでも販売価格を安くしようとカラットを下げて販売しているジュエリーブランドや宝石店が増えてきています。その結果0.2カラットなどが入ってきているのです。

しかし実際に婚約指輪の主役となるダイヤモンドのカラットは0.3カラット以上でなくては、あまり意味がありません。0.3を下回ると一石での主張性に乏しく、せっかくダイヤモンドが主役の婚約指輪なのに、それでは意味がなくなってしまうからです。

婚約指輪を検討する機会があまりないので、0.2カラットでも普段見慣れていなければ大丈夫なように感じてしまうかもしれませんが、年齢を重ねていくと明らかに小ささに目がいってしまうようになります。

デザインの観点からも、0.3カラットから0.5カラットにかけてはどんどんとダイヤモンドの主張性と婚約指輪全体でのデザインのバランスが高まっていきます。

今も昔も0.3カラット以上が本来人気なカラット。これは予算というよりも主張性のバランスによるものです。この点は誤解されがちなので、ご注意ください。

大きさ重視や見た目の壮麗さなら0.7カラット以上

婚約指輪(エンゲージメントリング)としてのダイヤモンドリング

婚約指輪におけるダイヤモンドの大きさを重要視したい方も少なくありません。カラットが大きくなるほど見た目も壮麗になっていきます。特に欧米では今でも1カラット以上のダイヤモンドをまとった婚約指輪が人気な傾向にあります。

見た目で誰もが大きなダイヤモンドだと認識するような婚約指輪であれば、0.7カラット以上で選ぶと良いでしょう。しかし0.5以上になると価格の上げ幅がどんどんと広がっていきます。予算が許せば1カラット以上だと目的を完璧に達成できるでしょう。1カラットなら最低予算は100万円〜です。

安すぎる婚約指輪はダイヤモンドの見た目が悪くなるので避けましょう!

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KURO
1983年神戸生まれ東京育ち。クリエイティブディレクター、実業家、キャンパー。「生活必需より人生必需」をモットーに、一度きりの人生をより豊かに華やかに吟味するライフスタイルを追求。完全made in Japanなジュエリーブランドを創業し、総監督して2021年で10周年。提供するもの、関わる人たちを引き立てる優れた背景になりたいという想いから、「KURO(全てを引き立てる黒い背景)」を名乗り、華やかな人生、ライフスタイルは何かを追求し続けています。様々なD2C系事業やブランドのプランニングや立ち上げのサポート、コンサルティングも精力的にサポートしています。お問い合わせはインスタグラムDMよりお願いします。
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