残念ながらプロポーズに失敗は付き物です。失敗しやすいサプライズプロポーズや実際のエピソード、失敗したら指輪をどうするかなど重要なことをご紹介します。
目次・CONTENTS
プロポーズなどのイベントに失敗は付き物
何事でもそうですが、プロポーズなどのイベントに失敗は付き物です。100%失敗しない保証のない、100%成功するプロポーズ方法なんてありません。
そう聞くとネガティヴな印象になるかもしれませんが、100%成功するかどうか分からないからこと意味や価値があるという見方の方が正しいと思います。
絶対に成功する保証がないからこそ、サプライズプロポーズはいい意味でドキドキしますし、成功した時の喜びはお互いにとって素晴らしいものとなります。
失敗するかも・・・失敗したらどうしよう・・・とネガティヴにならず、より素晴らしい成功したらもっと嬉しい、喜ばれるサプライズプロポーズをしようという視点で、ぜひ楽しみながら計画していきましょう。
サプライズプロポーズが失敗するケースたち
実際に僕の周りでも、サプライズプロポーズやプロポーズそのものが失敗してしまったという話を聞きますし、レアなケースではありません。人と人ですし、プロポーズなどのイベントは生物ですから、どんなに頑張っても失敗してしまう時は失敗します。
では実際にサプライズプロポーズが失敗するケースや理由などの代表例についてもご紹介しておきましょう。
- 相手にそもそも結婚する意思がなかった場合
- 相手が結婚は意識していても、タイミングが悪い場合
- プロポーズの内容や方法が相手にとってNGだった場合
- プロポーズは成功しても、サプライズ演出が失敗した場合
1. 相手にそもそも結婚する意思がなかった場合
どんなに素晴らしいサプライズプロポーズを計画して実行しても、相手(彼女)にそもそも結婚する意思がなかった場合は、失敗してしまう可能性がほぼ確実になります。
まだ若くてそもそも結婚を考えたことすらない女性であれば、プロポーズされても結婚??となってしまう可能性が高いです。プロポーズをきっかけに結婚という概念が入ってくることはあっても、すぐに結婚しようとはなりづらいでしょう。
また最近では生涯結婚しないことを決めている女性も少なくありません。男性のパートナーは欲しくても、入籍(結婚)して婚姻関係は結びたくないと考えている場合などです。このままずっと恋愛関係で男女の関係でいたいと考えていたりと、結婚によって二人の関係が変わってしまう可能性がある選択を選びたくない場合などです。
どんどんとこういった「パートナー」という概念は増えていくように思います。いわゆる結婚や入籍が既に過去の手段であると考える方も増えていくでしょう。
ただ価値観というのは変わっていく可能性もあります。この人となら結婚してもいいかも。入籍しても良いかも。と考えが変わる可能性もあります。実際僕の周りにも、生涯未婚宣言をしていた女性の友人が結婚した。ということが少なくありません。
しかし今結婚の意思や結婚という選択肢がない方にプロポーズをしても、失敗してしまう可能性は限りなく高くなるというのが実際といえるでしょう。
2. 相手が結婚は意識していても、タイミングが悪い場合
相手(彼女)が結婚を意識はしていても、まだタイミングが彼女にとって悪い場合などには失敗する可能性が高いです。
いつかは彼と結婚したいけれど、今は仕事で忙しかったり、今はまだ若いから自分の夢を追いかけていたかったり。といったケースですね。
プロポーズはタイミングが命といっても、過言ではありません。結婚はお互いの人生において非常に大きな岐路となりますから、彼女が慎重になってしまっても仕方のないことです。
ただ相手が結婚を意識している場合には、今はタイミングが悪いだけであって、また次の機会をつくらえば良いということでもあるので、その点は安心しても良いと思います。
3. プロポーズの内容や方法が相手にとってNGだった場合
サプライズプロポーズの方法が、彼女にとってNGな方法だった場合にも、サプライズプロポーズが失敗してしまう可能性があります。
結婚はOKだけど、プロポーズはちゃんと理想を叶えてほしいと考える女性も少なくはありません。もちろんサプライズプロポーズされるだけでも嬉しいものですが、
- 味気ない方法で気持ちを感じることができなかった
- 言葉だけで演出がなかった
- プレゼントがなくて締まらなかった
- プロポーズの方法が自己満足的だった
など、要はプロポーズするならもうちょっとしっかりとやって欲しい。といったケースです。実際に僕の周りでもプロポーズをやり直した友人はいます(苦笑)
例えば、なんとなく結婚しない??といきなり言われてもそれをプロポーズとは感じられないものです。彼女からすれば、軽くない?!となってしまっても仕方ありません。
プロポーズは特別なイベント。結婚の本当の始まりの一歩でもあるため、お二人にとっても重要な場面です。
サプライズプロポーズ演出などにお金をかけすぎたり、演出に凝りすぎる必要性はありませんが、相手に気持ちの伝わる素敵な方法をしっかりと考えてプロポーズするようにしましょう。
あ、なんとなく面倒で簡単に済ませたいのかな?と感じられてしまっては、結局デメリットしかありません。
4. プロポーズは成功しても、サプライズ演出が失敗した場合
これは仕方のないことですが、サプライズをしっかり準備しても、不測の事態で演出が失敗してしまうケースです。プロポーズ自体は相手に了承をもらえても、演出が失敗してしまうと少し残念ですよね。
でもかえってそれが二人にとっても思い出になったりします。味気ないプロポーズをしようとしたわけではないので、失敗も相手にとっては気持ちとして伝わるはずです。成功か失敗か。プロポーズにおいては相手に気持ちが伝わるかどうかが判断基準となります。
例え演出が失敗してしまっても、ちゃんと準備したという気持ちが彼女に伝われば、プロポーズ自体は成功する可能性が高いですね。
婚約指輪でプロポーズは失敗を選びにいくようなもの
サプライズプロポーズといえば、みなさんは何を思い浮かべますか??おそらく多くの方が、婚約指輪を差し出すシーンを思い浮かべるのではないでしょうか。
しかしそれ、プロポーズをわざわざ失敗しにいくようなものです。絶対に婚約指輪をプロポーズで用意したり、指輪でサプライズプロポーズをしないようにしてください。ここはかなり強めにお伝えしておきます。
婚約指輪でサプライズプロポーズをしようとすると、下記の点で失敗することになります。
- 指輪サイズで失敗する
- 指輪デザインで失敗する
- 費用面で失敗する
まず彼女の左手薬指にぴったりなサイズを自分だけで選ぶことは不可能です。サイズの合っていない指輪をプロポーズでプレゼントされても、ただ失敗を招くようなものです。
そして婚約指輪のデザイン。婚約指輪はジュエリーでありアクセサリーです。彼女の趣味趣向、ファッションコーデや結婚指輪との重ね付けの相性などが完璧でないといけません。それを独断で決め、サプライズプロポーズでプレゼントすることはただ失敗を選ぶようなものです。
また失敗した婚約指輪を贈ることで、費用面でも失敗することとなります。婚約指輪の平均相場は30万円以上。大金です。わざわざ大金を払って指輪もサプライズプロポーズも失敗する方法を採用するメリットはお互いにありませんよね。
この点について事実を理解しても迷ってしまう方のケースとして、彼女が指輪でサプライズプロポーズに憧れている場合があります。
大丈夫です。彼女もあくまでイメージでそう思っているだけで、実際には指輪は自分で選びたいものです。それにプロポーズ後に二人で選んだ指輪が完成したら、その指輪で二度目のサプライズができますよね。
プレゼントは指輪の主役となるダイヤモンド素材のみで行う、ダイヤモンドプロポーズなどで行いましょう。
それでも指輪でプロポーズに失敗してしまったら?
もし既に婚約指輪などでサプライズプロポーズしてしまって、悩んでいる場合。下記の通りに対処すると良いでしょう。
1. プロポーズは成功したが、婚約指輪のサイズを失敗した場合
婚約指輪を購入した宝石店やジュエリーブランドへサイズ直しを依頼しましょう。大抵のお店はサイズ直しを提供しています。ただサイズ直しが物理的にできないデザインの婚約指輪もありますので注意が必要です。(全周に造形のあるものや、全周にダイヤのセットされているデザインなど)
またサイズ直しには回数や幅も限度があります。何回もサイズ直しすると金属疲労が起こってしまいますので、慎重に。必ず相手に決めてもらいましょう。
2. プロポーズは成功したが、婚約指輪のデザインを失敗した場合
基本的に取り返しがつきませんが、リメイク(リフォーム)という方法があります。持っている婚約指輪のダイヤモンドや貴金属を活用して、新しいデザインへリメイクするサービスです。追加で費用はかかります(一般的には10万円ほどから)。
気に入らないデザインをずっと持っておくよりも、リメイクして理想のデザインに変えた方が費用対効果は高いように思いますので、おすすめです。ただ指輪のリメイクに対応している宝石店は希少なので、購入した店舗で依頼することは基本厳しいでしょう。対応しているところに持ち込んで依頼する方法が一般的です。
3. プロポーズが失敗してしまった場合
あまり考えたくないかもしれませんが、プロポーズそのものが失敗して結婚の了承を相手から得られなかった場合です。プロポーズに失敗は付き物です。プロポーズに失敗しただけでも辛いのに、さらに大金をはたいて購入した指輪の処理と、かなりの負担になります。
プロポーズそのものが失敗した場合には、2つの方法があります。
1つ目は、婚約指輪を買取屋に売却して現金化する方法。金銭面での負担を少しでも減らすことができます。ただ買取金額には手数料がかなり加算されてしまう+購入した時の定価との落差が激しいので、期待はしないようにしてください。(その時の相場にもよりますが、一般的な0.3カラットのプラチナ婚約指輪で買取金額は6万円ほどでしょうか。定価の相場は大体30万円くらいですね)
2つ目は、そのまま保管しておき、次のチャンスに活用する方法です。同じ指輪を活用することもできますが、気持ち的な壁があると思います。
例えばEIKAであれば、持ち込み婚約指輪をダイヤモンドの素材化し、ダイヤモンドプロポーズできるサービスも提供しています。貴金属の部分は下取りもできるので、費用面での負担も大幅に減らすことができます。また再度素材になるので、気持ち的にも良いでしょう。全く異なるダイヤで行いたい場合は、ダイヤも下取りして新しいダイヤモンドに変えることも可能です。
屋外でのプロポーズは天候に左右されやすい
不測の事態でサプライズプロポーズが失敗しやすい。もしくはプロポーズそのものが当日できなくなってしまうケースとして、屋外でのプロポーズがあります。
当然ですが屋外だとどうしても当日の天候に左右されてしまいます。雨が降ってしまったり、強風になってしまうと、プロポーズそのものが実行できなくなる可能性があります。
もちろん屋外でのサプライズプロポーズは条件が揃うと最高のサプライズになりやすいのですが、リスクも高いということです。
余程の事情(例えば旅行先でサプライズする場合や、二人の思い出の場所でプロポーズする場合など)がない限りは、屋内でサプライズプロポーズを計画するようにしましょう。
例えばレストランやホテルなどであれば、天候に左右されることなくサプライズプロポーズを確実にすることができます。
もし屋外でサプライズプロポーズを検討される場合は、当日の不測の事態に備えて、プランBを用意しておきましょう。雨ならこっち、晴れならこっち。という段取りにしておけば良いわけです。
サプライズ演出を詰め込みすぎないようにしよう
つい気合いが入ってしまい。プロポーズのサプライズ演出を詰め込みすぎてしまう場合があります。もちろんより素晴らしい演出を検討することは素敵なことですが、詰め込みすぎるとかえって自分の首を絞めることにつながります。
プロポーズ本来の目的はサプライズはもちろんですが、相手に気持ちを素敵に感じてもらうこと。詰め込みすぎるとかえって気持ちが伝わりづらかったり、失敗するリスクが高まってしまいがちです。
イベントは生物ですから、計画上は大丈夫でも当日イレギュラーが発生した場合に一気に計画が総崩れになることも少なくありません。
なるべくシンプルに、相手に気持ちの伝わる方法でサプライズプロポーズを検討するようにしましょう。
正直、場所と物(プレゼント)と言葉が素敵であれば、素敵なサプライズプロポーズは十分に叶えられます。
それでもプロポーズが失敗したらどうする?
演出が成功しても、どれだけ気持ちを相手に素敵に伝えても、素敵なプロポーズプレゼントを用意しても、失敗する時は失敗するのがプロポーズです。
人の気持ちというのは変わりやすいものですし、その時々の価値観の不一致なども起こりやすいものです。またやはりタイミングが原因となって失敗してしまうことも少なくありません。たとえお互いに結婚を意識していたとしてもです。
プロポーズが失敗したら、凹みますよね。実は僕も一度プロポーズに失敗したことがあります。その時は辛かったですが、前向きに考えて今でも相手とは良い関係を続けています。(友人として)
失敗は成功のもととも言います。
一度失敗しても諦めずに何回もプロポーズして結婚が成就したカップルってすごく多いんですよ。一度失敗したからといって諦めなくてはならないわけではありません。
もちろん理由にもよりますが、今がタイミングでないということであれば、またタイミングを見計らって再チャレンジすれば良いのです。
結婚は考えていない場合であればプロポーズがきっかけで別れに直結することもあるでしょう。確かなのは人はたくさんいて、今後も人生の中でたくさんの人と出会っていくということです。
また別れても復縁して結婚するカップルも多いです。プロポーズが失敗して仮に別れることになってしまっても、そこまでお互いのことを理解しあった関係なのですから、ぜひ円満に友達などで関係を続けるように努力されることをおすすめします。(辛ければ徐々にでも良いです)
先輩のプロポーズ失敗エピソードたち
最後に実際に僕が友人や知人に聞いたプロポーズにおける実際の失敗エピソードをご紹介しましょう。参考になるかはわかりませんが、あくまでエピソードレベルにて。
出会った瞬間に、一目惚れしてその日の内に告白して付き合った彼女へ、付き合って1ヶ月目でサプライズプロポーズしたら、さすがに特急電車すぎない?置いてけぼりです。と言われて失敗。付き合う時も勢いだったので、結婚も勢いでいけるかなと思いましたが、さすがに結婚は慎重でした。でも付き合って1年記念日に再チャレンジしたらOKをもらって、成功しましたよ。
彼女とは10年付き合っていて同棲生活も3年。もはや家族のようになっていたので、敢えてサプライズプロポーズするのも変かなと思い、普段通りの家で結婚しよっかと伝えたら、プロポーズはちゃんとして欲しいと怒られてしまい失敗しました。後日改めて二人の思い出のレストランでプロポーズしました。
イメージ通りに婚約指輪でプロポーズしたら、指輪は自分で選びたいって言ったじゃん!と言われて失敗してしまいました。確かに以前指輪は自分で選びたいといっていたような、、まさかそこまで本気とは思わず、安易に自分で選んでしまったことを後悔しています。プロポーズはOKをもらいましたが、指輪は買い直すことになりました・・・。
彼女との出会いがハワイだったので、ハワイ旅行先でプロポーズ。の予定が、プロポーズを予定していた日がまさかの嵐、、ビーチでのサプライズプロポーズが叶わず、結局タイミングを見つけられないままプロポーズできずに帰国しました、、、
今流行りのダイヤモンドプロポーズをしようと、ダイヤのみを購入してサプライズプロポーズしました。段取りも問題なかったのですが、ダイヤの箱を開いたらまさかの中身がありませんでした。最悪な空気になってしまいプロポーズは失敗。。結局ダイヤモンドも見つからずの最悪な出来事になってしまいました、、プロポーズをこれからされる方は必ず直前に中身を確認するようにしましょう。