婚約指輪や結婚指輪におすすめな刻印の選び方

婚約指輪や結婚指輪の裏面に好きな文字を刻印できる、刻印サービス。刻印を入れることでより思い入れが増すだけでなく、二人の指輪であることの証明にも。婚約指輪や結婚指輪でおすすめしたい刻印の内容や選び方をご紹介します。

婚約指輪や結婚指輪の刻印とは?

婚約指輪と結婚指輪の刻印

婚約指輪や結婚における刻印とは、指輪の裏面に入れる刻印のことを指します。婚約指輪や結婚指輪を販売するジュエリーショップ(宝石店)やジュエリーブランドでは、自分たちの好きな内容を刻印できるサービスを展開しているところがほとんどで、思い思いのメッセージを婚約指輪や結婚指輪に刻印することができます。

刻印に関しては、それぞれの自由な刻印とは別に、必ず下記のような刻印が入ります。

  1. ブランド名(例: EIKA )
  2. 宝石のカラット(例:0.322ct)
  3. 素材名(例:K18やPt950など)

商品の保証上必要な刻印でもあり、刻印が施されていることで、その指輪がどんな素材でできているか、どのブランドのものなのかを誰がみても識別できるようになります。

こういった必須情報としての刻印と合わせて好きなメッセージなどを刻印する形になります。
また刻印の方法は、レーザー刻印が主流。リングの裏面という小さな場所でも、美しい刻印を施すことが可能です。

なお自分たちの好きな刻印を入れる目的や方向性としては、主に下記です。

  1. 指輪をよりパーソナルな特別なアイテムにする
  2. 未来に向けたメッセージを残せる
  3. 自分たちのものだと識別できる
  4. 想いのこもったメッセージを入れることで、思い入れが増える


自分たちの想いやメッセージを込めた刻印を入れることで、指輪がよりパーソナルで特別なものとなりますし、何より二人のものだと必ず識別できるようになりますね。

刻印の字体(フォント)も選べる

婚約指輪や結婚指輪の刻印事例

レーザー刻印では、刻印する際の字体(フォント)も選ぶことができます。もちろん宝石店やブランドの多くは無数の字体から選べるというよりは、選択肢が設けられていることがほとんどです。

レーザー刻印はデジタルで作成したデータをそのままレーザーが反映する方法なので、字体に関わらずイラストなどなんでも刻印することが可能です。

ただ婚約指輪や結婚指輪の内側(裏側)は小さな領域なので、基本は20文字程度までの文字を入れることが一般的です。

刻印する字体によって見た目の印象も大きく変わります(もちろんですが、指輪の裏面なので指輪自体のデザインの印象には影響がありません)

婚約指輪や結婚指輪に入れる刻印字体でよく選ばれている人気な字体は、「筆記体」です。
やはり筆記体の方が雰囲気がありますよね。

ただし大文字が続く場合などには筆記体だと適していないので(筆記体の流れができないので)、通常のブロック体などにされると良いでしょう。

敢えて入れないという選択肢も

婚約指輪(エンゲージメントリング)としてのダイヤモンドリング

敢えて自分たちの刻印を婚約指輪や結婚指輪に入れないという選択肢も当然あります。

刻印は必須項目ではなく、あくまでオプションです。特に入れたい内容がなければいれないという選択肢もありですし、そもそも刻印を入れることで価値をおとしめてしまうような場合(例えばラグジュアリーブランドの指輪などに刻印を入れてしまうと価値が落ちるなど)もあります。

2人で入れたい、彼女が入れたい、となった場合の選択肢。として考えておけば大丈夫です。無理に入れる必要性はありません。ただ、入れることでよりその婚約指輪や結婚指輪への想いが強くなったりするのであれば、入れる意味が大きいと思います。

なお刻印はあとから入れることもできるので、すぐに決めなくてはいけない。というわけでもありません。

刻印はいくらかかる??どれくらい時間かかる?

ジュエリーの制作現場

婚約指輪や結婚指輪へ刻印を入れる費用ですが、基本は無料であることがほとんどです。かかったとしても数千円でしょう。

刻印字体はそんなに難しい技術でもありません。また婚約指輪や結婚指輪などは比較的高価なジュエリーなので、刻印自体にコストはかかってもサービスで提供しているブランドや宝石店がほとんどです。

ただ刻印の入れ直しや、納品後に刻印をやはり入れたい。といった場合だと刻印費用がかかることがほとんどです。サイズ直しなので、刻印を入れ直しになる場合も同様です。その場合にも数千円くらいの予算感として考えておけば大丈夫です。

刻印にかかる期間ですが、大抵は婚約指輪や結婚指輪のオーダー時に一緒に刻印をオーダーするので、別途かかる期間は基本ありません。

刻印だけをお願いする場合、1週間〜3週間の間で刻印を受けているお店が多いと思います。

婚約指輪におすすめな刻印の内容や例

では実際に婚約指輪の刻印におすすめな内容や例をご紹介します。婚約指輪と結婚指輪はそれぞれ別の指輪で、目的も異なるため、刻印の内容は分けた方が正しいです。婚約指輪は記念品であり、贈り物だからです。とにかくロマンチックな、相手への想いを感じるような内容で入れると良いでしょう。刻印として採用される要素たちとしては、下記のような候補があります。

婚約指輪におすすめな刻印要素の候補たち
  1. 2人のイニシャル
  2. プロポーズ記念日(婚約記念日)
  3. 2人の愛に関するキーワード
  4. プロポーズされた場所
  5. 彼女へのメッセージ

主に上記たちが婚約指輪への刻印要素としてよく選ばれている候補たちです。実際に例文にすると、

2222.1.1 A to B (2222年1月1日にAさんからBさんへ)

婚約指輪への刻印としては、最も一般的な例です。プロポーズされた記念日とAさんからBさんへ贈られた婚約指輪であることを証明する刻印です。日付に関しては、日本表記でもいいですし、英語圏の表記でも大丈夫です、わかり易い方で良いと思います。(英語であれば、逆 1.1.2222となる)
なおtoで結ぶでも、forで結ぶでも大丈夫です。

I love u as always from A (いつもどんなどきもあなたへの愛を。Aより)

メッセージなどを入れる場合は、結婚指輪は2人での愛を意味するメッセージに対して、婚約指輪は相手への想いを刻印しましょう。英語で入れる方が多いですが、日本語で入れることもできますよ。

engaged 1.1.2222 at Tokyo(2222年1月1日に東京にて婚約)

婚約した、プロポーズされた日と場所を刻印する例です。英字表記にて西暦月日は逆に表記されていますが、わかりやすく2222.1.1のように日本表記にしても大丈夫ですよ。

結婚指輪におすすめな刻印の内容や例

婚約指輪や結婚指輪の刻印事例

結婚指輪は、ペアリング。2人で選び、2人で身につける誓約の指輪ですから、婚約指輪の刻印とは異なり、2人としての想いやメッセージとなるようなもので刻印すると良いでしょう。また婚約指輪とは異なり、結婚指輪は2つの指輪。どちらも異なる刻印を入れることもできますが、基本的には共通した刻印を入れる方がおすすめです。

結婚指輪におすすめな刻印要素の候補たち
  1. 結婚記念日
  2. 2人のイニシャル(&で結ぶ)
  3. 結婚に関するメッセージやキーワード
  4. 入籍地や結婚式の場所

主に上記のような要素が結婚指輪への刻印候補として選ばれていて、おすすめです。続いて例文としては、

2222.1.1 A & B(結婚記念日+2人のイニシャル)

最もオーソドックスでよく入れられている刻印内容です。2人の結婚記念日と2人のイニシャル(頭文字)を&(アンド)で結ぶ刻印です。一番シンプルです。結婚記念日を忘れずにすみます。(笑)なお刻印する日付は、入籍日でも結婚式の日でもどちらでも大丈夫です。2人が結婚記念日としたい日に設定しましょう。

LOVE FOREVER 1.1.2222 A & B(永遠の愛を2222年1月1日)

2人に共通した願いや、想いなどのメッセージやキーワードを刻印する例です。結婚は愛ですから、愛に関わるテキストを採用すると良いでしょう。

We married 2222 at Tokyo(2222年に東京で結婚)

2人が結婚した場所と年月日などを刻印するのも人気です。住所などは長すぎて無理なので、市区町村や都道府県のいずれか、もしくは結婚式や入籍した場所の市区町村などでも良いでしょう。

刻印はあとから見返すとぐっとくる

婚約指輪と結婚指輪をみにつけるカップル

婚約指輪や結婚指輪の選び方においては、あくまでオプション的な選択肢でもある、刻印。

しかし刻印は2人にしか見えない場所だからこそ、その指輪に対してより強い想いが芽生えていくきっかけにもなります。

また刻印はあとから見返すとぐっときます。結婚して10年ほど経過して。日々身につけていた証となる擦り傷などとともに刻印を見返すと、2人が歩んできた道を改めて感じるものです。

指輪だけでも証になりますが、刻印が入ることで、より強い証になる可能性を秘めているんですね。ぜひ刻印を入れる際には、2人で吟味して入れるようにしましょう。

婚約指輪のデザインたち
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KURO
1983年神戸生まれ東京育ち。クリエイティブディレクター、実業家、キャンパー。「生活必需より人生必需」をモットーに、一度きりの人生をより豊かに華やかに吟味するライフスタイルを追求。完全made in Japanなジュエリーブランドを創業し、総監督して2021年で10周年。提供するもの、関わる人たちを引き立てる優れた背景になりたいという想いから、「KURO(全てを引き立てる黒い背景)」を名乗り、華やかな人生、ライフスタイルは何かを追求し続けています。様々なD2C系事業やブランドのプランニングや立ち上げのサポート、コンサルティングも精力的にサポートしています。お問い合わせはインスタグラムDMよりお願いします。
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