プロポーズリングとは、プロポーズ専用の仮のダミーの婚約指輪のこと。プロポーズリングとは何か、婚約指輪との違いや、必要性、そして実際の評判やおすすめなプレゼントについて詳しくご紹介します。
プロポーズリングとは?
プロポーズリングとは、プロポーズ専用の仮の婚約指輪のこと。サイズも調整できたり、宝石もダミーのものがセットされており、サイズが分からなくても指輪でプロポーズをすることができるアイテムとして開発されたものです。仮の指輪なので、値段もオモチャレベル。プロポーズ後に本番の婚約指輪を二人で決めていく流れとなります。
要素として整理すると、下記のような商品のことを指します。
- プロポーズ専用の仮のダミーの指輪
- 仮の指輪なのでシルバー素材などが多く、素材費が安い
- 指輪の宝石もダミーの偽物であることがほとんど
- サイズが可変できる仕様になっている
- 素材が安いので、価格や値段も1万円くらいからある
- プロポーズリングを購入すると婚約指輪のディスカウントがあるケースが多い
要は、婚約指輪のオモチャとして考えておけば大丈夫です。
車のおもちゃと同じです。本物のような価値も輝きもありませんが、一旦指輪でプロポーズというシーンだけを叶えることができるためのものですね。素材もゴールドやプラチナではなく貴金属ではないものが使用されていたり、貴金属でもシルバーなどの比較的安価な素材で作られていることがほとんどです。
プロポーズリングの評判は、正直よくない
実際にサイズやデザインなど婚約指輪でプロポーズすることのリスクをなくして、指輪でプロポーズという演出を叶えられるのですから、一見プロポーズリングの評判は良いように感じますが、実際には逆であることの方が多いですね。実は僕もプロポーズリングについてはかなり否定的なスタンスです。その理由は下記です。
- 結局はおもちゃのような指輪で特別なイベントにおいて残念感が出る
- プロポーズは本番なのに仮のプレゼントは逆に演出効果を下げる
- プロポーズリングの後処理に困る
- 男性側のリスクヘッジにしか感じられない
これまで聞いてきた限り、特に女性側からの評判が悪い傾向にありますね。理由は上記の通りで当然といえば当然なのかもしれません。プロポーズリングそのものが悪いというわけではありませんが、やはりプロポーズって特別なイベントで、その時が本番ですから、そこに仮の指輪やおもちゃのような指輪がプレゼントされると、彼女からしても期待値が高いだけに残念がられてしまう可能性の方が非常に高いといえます。特に指輪でプロポーズに憧れが強い彼女なほどその傾向は強くなるでしょう。
結局のところ、プロポーズリングは、メーカー側が婚約指輪離れを阻止するために開発した意図もあると思いますし、そもそも贈る側のリスクを回避することを前提としているため、商品自体の特別感を女性が感じづらくなってしまうんですよね。プロポーズされたのは嬉しいけど、自己都合な仮のダミーの婚約指輪で残念に感じられてしまっては本末転倒だと思います。喜んでくれてはいても、内心は・・・というケースがこれまで多かったですね。
よほどの事情がない限りは(基本ないと思いますが)、プロポーズリングという選択肢は検討しない方が良いと思います。プロポーズリングでもプロポーズは成功することができるかもしれませんが、もっといい方法がちゃんとあるので、選ぶメリットはあまりないと思います。
また仮のリングは後処理に困ります。結局あとから本番の婚約指輪を叶える前提なので、叶えたあと仮のリングは用済みに。けれどもらったものだから捨てづらいという余計な気遣いを与えてしまいます。
指輪以外が基本、ダイヤだけのプレゼントがおすすめ
それにそもそも、プロポーズ専用のリングって必要ないんですよ。なぜなら、指輪でプロポーズする必要性や前提がそもそもないからです。
婚約指輪って、婚約記念品であってプロポーズプレゼントではないのです。広告などはあくまでイメージなだけ。婚約指輪は価値の高いダイヤモンドが主役なので、そのダイヤモンドだけでプロポーズするのが一番良い方法です。
ダイヤだけで贈れば、
・仮のプレゼントではない
・あとから指輪に代わるから2度嬉しい
・本番の指輪で完璧な二度目のサプライズができる
・ダイヤから本物の指輪になるのでストーリー性が素敵
とメリットだらけです。指輪に固執することで失うことの方が多いんですね。
プロポーズ、おすすめは仮の指輪でもプロポーズリングでもなく、ダイヤモンドだけでプロポーズすること。この一択に尽きます。
そもそもプロポーズ=指輪という概念がすでに古く、もともと無理のある方法だったわけでして、それをずっと使いまわしてきたジュエリー業界側の状態もよくないなと思っています。婚約指輪は非常に優れた婚約記念品です。最高の指輪を叶えることが何よりも大切なことなので、先入観にとらわれず、二人にとって一番嬉しい方法を選ぶようにしましょう。