婚約指輪においても人気で、ジュエリーブランドとしての実力がしっかりとある日本のブランドたちを、忖度なしにジュエリーのプロである筆者が忖度なしにご紹介したいともいます。
目次・CONTENTS
日本のジュエリーブランドはとても優秀
ジュエリーというのは欧米などからの輸入文化でもあります。もちろん装飾品というところにおいては日本にもルーツはありますが、ジュエリーそのものは持ち込まれた文化です。
婚約指輪はジュエリーですから、婚約指輪のブランドというよりはジュエリーのブランドという定義になります。そして有名なジュエリーブランドとしてイメージされるのは、多くの方にとって欧米のジュエリーブランドだと思います。銀座などのラグジュアリー路面店街などでも欧米のラグジュアリーブランドが目立ちますよね。そのイメージ通りです。
しかし現在、日本にもまた無数の多種多様なジュエリーブランドが存在しています。
そして日本のジュエリーブランドは欧米のブランドなどと比較しても見劣りすることなく、優秀な輝きを放っていることが少なくありません。
日本の婚約指輪ブランド=日本製の婚約指輪である
当然ですが日本の婚約指輪やジュエリーブランドというのは、日本製にこだわって作ったブランドのことを指します。
ただ日本のブランドでも製造は海外でしていることも多く、このあたりは曖昧になってきましたが、日本製であるかどうかが日本ブランドとしての格の線引きに直結している事実はあります。
日本で創業したブランドなのに海外で作っているということは、そのブランドが量産モデルであること、もしくはセレクトブランドであることがほとんどです。そうなるともはや日本のブランドとしてのメリットは基本的にありませんよね。
日本の婚約指輪ブランドで選ぶのなら、日本製の婚約指輪にこだわって作っているブランド。という観点で選ぶようにしましょう。
もちろん婚約指輪素材の調達などは、海外から行わないと確保できない素材もあるので、その点は除外します。
日本製としての日本ブランドで婚約指輪を選ぶことは、下記のようなメリットがあります。
- 品質が高く、非常に安定している
- アフターサービス等をきめ細かに手厚く提供している
- フルオーダーやカステムなど自分に最適な指輪を叶えやすい
- 適正価格で購入できる、費用対効果が高い
- コミュニケーションが図りやすい
- 日本らしさが心地よい
海外でももちろん品質の高い婚約指輪を提供していますし、品質の安定しているブランドはたくさんいます。しかし日本のブランドは横断的に品質が高く、安定していることがメリットです。ある程度のブランドであればどこもちゃんと品質が確保できますし、安定しています。
また日本のジュエリーブランドはアフターサービスをより細かく手厚く提供していることが多いです。海外のブランドだとこのあたりはポイントになりますよね。融通が効きづらいというのは仕方のないこともでありますが。
婚約指輪をオーダーする時も、そこにあるデザインから選ぶだけでなく、カスタムしたりフルオーダーでオリジナルなども日本の婚約指輪ブランドなら叶えやすいです。多くのブランドがそういったサービスを提供しており、臨機応変にその人に最適な指輪の提案を可能にしています。
日本の婚約指輪ブランドは価格面でもメリットがあります。欧米の高級ブランドは非常に価格の設定が強気です。正直同じような素材で品質なのに、とても高いです。これはよくブランドフィーと呼ばれます。(もちろんそこから得られるメリットもあります)
日本の婚約指輪ブランドはメーカーが直接製造していることがほとんどなので、中間業者が少なく、最適価格で費用対効果高く婚約指輪を購入しやしです。
さらに日本のブランドだからこそ、日本語でいつでもどこからでも問い合わせなどのコミュニケーションが図りやすいことも大きなメリットだといえるでしょう。
また日本のブランドは日本で考え、日本で作られています。日本に住む方にとって非常に心地よいブランドのテイストや商品のテイストを叶えられることが最大の魅力かもしれませんね。
実力の高い日本の婚約指輪・ジュエリーブランド
では実際に実力の高い日本の婚約指輪及びジュエリーブランドをご紹介したいと思います。日本のブランドなどと検索するとランキング形式で紹介されている記事を見かけますが、あれらは非常に忖度のあるものであることがほとんどです。
もちろん紹介されているランキングのブランドさんも良いブランドであることの方が多いとは思うのですが、やはり広告主に合わせたランキングになっているのは言うまでもありません。実際に集計を取っていても、うまくスポンサーがランクインするように設計されていることがほとんどです。
そこでこの項目では、ジュエリーブランドを0から立ち上げた僕が実際に参考にしたファンのブランドなども含めて忖度なくご紹介したいと思います。
たくさんブランドさんはいらっしゃるので、今後追記していきたいと思います。婚約指輪や結婚指輪を展開していないブランドさんは除外しています。
TASAKI(タサキ)
日本を代表するジュエリーブランドの一つでもある、TASAKI。真珠を得意とするジュエリーブランドですが、ダイヤモンドリングなど婚約指輪も提供しています。ダイヤモンド原石を購入する権利も取得しています。
兵庫県中央区に本社を持つまさに日本のジュエリーブランドでもありますが、実は現在は買収されて外資企業になっています。しかし日本に本社があり、日本のブランドとして展開されている点については変わりません。あくまで株式としての話です。(今後変わる可能性もあります)
TASAKIはリブランディングが大成功した日本のブランド例としても有名ですね。日本のブランドですが婚約指輪の価格などは高級路線です。
MIKIMOTO(ミキモト)
MIKIMOTOもTASAKIなどと並んで日本を代表するジュエリーブランドの一つとして有名ですね。最近リブランディングに力を入れています。
MIKIMOTOも真珠を主としたジュエリーブランドで、現在も真珠をベースにしたコレクション展開に非常に力を入れています。昨今メンズのファッションジュエリーとして真珠ラインをローンチされた時には僕もびっくりしました。今後の動向にも注目しています。婚約指輪も当然展開しており、比較的高級路線です。
NIWAKA(俄 / ニワカ)
NIWAKAは京都発の日本のジュエリーブランドです。ラグジュアリーブランド的展開をしており、まさに京都発ならではの和なテイストを持った稀有なジュエリーブランドです。
ブライダルリング(婚約指輪・結婚指輪)に非常に力を入れており。和だけれどモダンで繊細かつ贅沢なデザイン性は唯一無二だと思います。僕自身、俄さんの婚約指輪などの和なテイストが入ったデザインは一般的な安っぽい和テイストとは一線を画しており、大好きです。
しっかりとアートディレクションもブランディングも一貫されており、ブランドサイトから各種カタログなども見ているだけで心が満たされるようなブランドさんです。
海外だとハイジュエリーコレクションに力を入れているようで、ハリウッドスターたちのレッドカーペットに商品提供なども行なっているようです。
まさに日本なジュエリーブランドといえるでしょう。ただ長らく目立った展開をされていないため、若干物足りなさは感じています。今後の動向に注目しています。
SHIHARA(シハラ)
ジュエリーデザイナーである石原勇太氏が2010年に設立した日本のジュエリーブランドです。
シンプルでミニマルな洗練されたデザインが特徴で、これまでになかった遊び頃あるギミックが施されたジュエリーなど、非常に独創的で素敵なジュエリーブランドです。
ファッションジュエリーはもちろん、ブラダルジュエリーにも力を入れており、まさにブランドコンセプトをそのままに投影したデザインの婚約指輪などを手にすることができます。
MEDERU JEWELRY(メデルジュエリー)
古き良きを見つめ直し、現代の仕事でつなぐことをコンセプトに展開する、まさにメイドインジャパンな温もりのある日本のジュエリーブランドです。
サイトからコレクションなどあらゆる場面において日本のクラフトマンシップの温もりを感じることができる世界観は非常に一貫されていて心地よいです。
婚約指輪も展開しており、繊細でどこか古風で心温まるのに、モダンな表情を持つ婚約指輪たちは、日常から使い続けていけるコレクションたちです。
EIKA(エイカ)
僕自身の事例にて恐縮ですが、日本発のラグジュアリーブランドとジュエリーのありかたの再定義を目的として、2011年に創業したジュエリーブランドです。
ジュエリーの輝きやジュエリーばかりが目立つジュエリーの方向性に疑問を投げかけ、輝きではなく人生の華やかさをコンセプトにしています。人生に華やかさを届けるのがジュエリーの役割であり、ジュエリーは人生を引き立てるパートナーであり、主役はあくまでその人自身であることをポリシーとしています。
それらを反映するべく、世界初となるフラワージュエリーギフトを展開し、これからのジュエリーのギフトのあり方を提言したり、ブランドとしては国内外で唯一であるコレクションのリメイクサービスを展開。社会貢献性はもちろん、今そこにある素材の再活用を目的にこれまでになかったサービスを展開しています。