婚約指輪と結婚指輪の違いは何?それぞれの役割や必要性を知ろう

婚約指輪と結婚指輪って、意外と混同されているケースが多いんですよね。僕たちジュエリーに関わる身だったら二つは全く異なる指輪な概念なのですが、どちらも結婚というイベントにおける指輪であるのと、誰もがそんなに機会がない(大抵の場合は1度きり)ということもあり、混同されがちなのでしょう。

基本的なことにはなりますが、婚約指輪と結婚指輪の違いやそれぞれの役割、必要性についてご紹介しておきたいと思います。

婚約指輪と結婚指輪の違い一覧表

婚約指輪と結婚指輪
下のペアリングが結婚指輪、上が婚約指輪

婚約指輪と結婚指輪のそれぞれの違いがわかりやすいように、抜粋して表にしてみました。こちらの表でもお分かりいただけるかと思いますが、婚約指輪と結婚指輪は全く目的も商品自体も異なるものです。

項目婚約指輪結婚指輪
目的婚約記念品・プロポーズプレゼント結婚の証となるペアリング
購入・手配者新郎側新郎新婦二人で
使用者新婦(妻)夫婦二人共
平均予算30万円〜15万円〜(2本で)
使用機会特別な機会
特別な装いの時
常時着用
保有期間生涯生涯
貴金属素材k18ゴールド・プラチナk18ゴールド・プラチナ
宝石鑑定書クラスダイヤモンド
もしくは他の価値の高い宝石が主役

もしくは装飾用ダイヤモンド一部
鑑定書の有無
婚約指輪と結婚指輪の違いについて

婚約指輪と結婚指輪の目的は異なる

婚約指輪と結婚指輪をはめてあげているカップル

婚約指輪は英語でエンゲージメントリング(Engagement ring)。そして結婚指輪は英語で、ウェディングリング(Wedding ring)。ただし結婚指輪についての愛称は国内でマリッジリング(Marriage ring)です。これは和製英語です。

婚約指輪と結婚指輪それぞれ名称も異なりますし、当然目的も異なるから名称も異なります。目的が一緒なら同じ名称になりますからね。

婚約指輪はその名の通り婚約の時に贈られる指輪。結婚指輪は、結婚の証として入手する指輪です。婚約と結婚は同じではありません。婚約してから結婚するのでそれぞれ別のイベントです。

婚約指輪は婚約記念品として贈られるプレゼントであり記念品です。
結婚指輪は結婚していることを他者へ表示するため、二人の生涯の愛の誓いを具現化するためのペアリングであり、婚約指輪と違って贈り物(プレゼント)ではありません。

そして婚約指輪も結婚指輪も法律で決められたルールでもありません。別に選ばなくても良いです。しかしほぼ全ての方が選びます。理由は明確で、選ぶことのメリットがあるからです。

婚約指輪も結婚指輪も基本的に必要不可欠

婚約指輪と結婚指輪をみにつけるカップル

婚約指輪も結婚指輪もどちらかではなく、両方大切で必要不可欠な指輪です。結婚指輪だけではなく、2つの指輪があってはじめて成立するもの。

婚約指輪は書類上存在する状態ではないので、婚約記念品としてとても重要なものです。女性からすれば生涯の宝物。婚約指輪は価値の高いダイヤモンドリングのことであり、男性でいうところの高級時計と同じ位置にあるものです。

男性なら一つはしっかりとした腕時計を持っておきたいですよね。大人になればなるほど大人の装いとして重宝します。女性にとっての婚約指輪は同じ意味を持ち、婚約記念品として贈られることのメリットがとても高いのです。

婚約は結婚の本当の始まりですから、そこに生涯持ち続け価値も劣化していくことのないジュエリーである婚約指輪があることはとても優れた選択肢なんですね。

そして結婚指輪はあくまでペアリング。結婚しているかどうか誰もが理解できますし、二人の誓いという想いを物としてずっと可視化してくれます。

どちらにも優れた目的と意味があり、メリットがちゃんとあるのです。どちらかではなく、どちらもという考えで進めてください。

二つとも左手薬指に身につけられる

婚約指輪と結婚指輪を身に着ける女性

婚約指輪と結婚指輪は両方とも、心臓に一番近い左手の薬指にみにつけます。
最初に考えた方ってとてもロマンチックですよね。

ここで疑問が湧きます。あれ?どちらも左手薬指なら、結婚指輪のあとは婚約指輪身につけられないのでは??と。これは誤った解釈と認識です。正解は、どちらも身に着けることができます。

婚約指輪はあくまで価値の高いジュエリーとしての指輪。
結婚後は結婚指輪を常時着用アイテムとして使います。(結婚指輪には価値の高いダイヤモンドはつけられていない。つけるメリットもないため)そしてお洒落をして出かける時などにその上から重ね付けをして身に着けることができます。

重ね付けをしっかりと設計してデザインを選ぶと、非常に楽しむことができます。むしろ重ね付けを想定して婚約指輪と結婚指輪は本来選ぶべきなんですね。

婚約指輪も結婚指輪も生涯活用し、持つメリットが損なわれることがありません。
どちらも全く異なるリングですが、結婚という二人にとって生涯においても大きなイベントにおいて非常に有用性が高く、ずっと寄り添ってくれる素敵な指輪たちです。

ぜひどちらもしっかりと後悔のないように選びましょう。

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KURO
1983年神戸生まれ東京育ち。クリエイティブディレクター、実業家、キャンパー。「生活必需より人生必需」をモットーに、一度きりの人生をより豊かに華やかに吟味するライフスタイルを追求。完全made in Japanなジュエリーブランドを創業し、総監督して2021年で10周年。提供するもの、関わる人たちを引き立てる優れた背景になりたいという想いから、「KURO(全てを引き立てる黒い背景)」を名乗り、華やかな人生、ライフスタイルは何かを追求し続けています。様々なD2C系事業やブランドのプランニングや立ち上げのサポート、コンサルティングも精力的にサポートしています。お問い合わせはインスタグラムDMよりお願いします。
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