予算がない等の理由はもちろん、婚約指輪をより安く費用対効果高く買いたい方は多くいらっしゃると思います。婚約指輪はコスパが重要。婚約指輪を安く費用対効果高く購入する方法や選び方をご紹介します。
目次・CONTENTS
婚約指輪を安く買いたいケースとは?
以前の記事では、婚約指輪は安さを前提や目的として選ぶとかえて費用対効果が悪くなったり、購入したのに意味や価値が失われやすい物でもあることをご紹介しました。
婚約指輪は安物という目的やとにかく安く済ませたいという方向性で選ぶべきものではありません。そもそも婚約指輪は婚約記念品という特別な品であり、相手にとって生涯の宝物となるようなものを贈るシーンであるため、特別感がないと購入する意味そのものがなくなってしまいますし、購入しても贈り損、安物買いの銭失いになるからです。
しかし婚約指輪を安く正しく買いたいケースについては良い方向性だと思います。
要は、より費用対効果高く、より優れた婚約指輪を、より安く、より理想に合うもので選びたい。という目的は非常に正しい選び方であり、婚約指輪に対する目的です。特に婚約指輪といったジュエリーについては費用対効果の重視がとても大切です。
なぜならジュエリーとは、宝石と貴金属という共通した素材で製作がされるからです。同じ素材が使用されているのなら、無駄にブランドの著名度などに対して対価を支払うよりも、その物の本質的な価値に支払った方が良い原則となるからです。
婚約指輪は高い安いではなく、予算に対して費用対効果高くが大切
より安く、費用対効果の高い婚約指輪の判断基準
婚約指輪に対する予算は、本当に人それぞれです。平均相場でもある30万円もしくは20万円くらいから検討される方はもちろん、数百万数千万円以上で検討している方もいらっしゃいます。
予算やかけられる金額の高い安いは人それぞれの価値観によって変わりますが、どんな予算においてもより安く、費用対効果の高い婚約指輪を選ぶ上で共通した判断基準があります。
これから婚約指輪を検討される方は、下記のような判断基準を軸に検討されると良いでしょう。
1. より安く費用対効果の高い婚約指輪ダイヤクラスの判断基準
婚約指輪の価格は主役のセンターストーンと呼ばれるダイヤモンドの価値・クラスによってほとんどが決まります。安くなるほど価値は下がりますし、高くなるほど価値も上がります。値段によって価値も比例して上がっていくので、高くても損にはなりません。
特にダイヤモンドについては価値の基準が宝石の中で唯一世界共通の基準で定められているからです。(ダイヤモンドの価値基準について詳しくは下記関連記事を合わせてご覧ください)
より安く、良いダイヤモンドを、費用対効果高く選ぶ方法は下記の通りです。
上の画像をご覧ください。この2つのダイヤモンドはどちらも平均相場でもある同じ0.3カラットのダイヤモンドです。しかし片方のダイヤモンドは40万円、もう片方のダイヤモンドは20万円(どちらも婚約指輪の状態での価格で)で販売されています。つまり同じカラットでも価格は二倍変化するのです。
どちらが高いダイヤモンドかわかるでしょうか??肉眼では分かりませんよね。どちらも美しいダイヤモンドであることには変わりません。鑑定書上での評価も同様です。
答えですが、左のダイヤモンドが0.3カラット・カラー最高等級のD・クラリティほぼ最高等級のVVS1・カット最高等級のエクセレントカットという0.3カラットでは基本的に最高位のダイヤモンドです。
そして右のダイヤモンドが0.3カラット・カラーHクラス(ほぼ無色)・クラリティSI(肉眼で透明)・カットVERY GOOD(とても良い)のダイヤモンドで、いわゆる0.3でコスパの良いダイヤモンドクラスです。
つまりダイヤモンドというのは一定のクラスをクリアすると肉眼での差が生まれません。そして鑑定書上でも美しいと評することができるようになります。であれば、予算は見た目が大きく変わるカラットに寄せた方が、より安くよりよい婚約指輪のダイヤモンドを費用対効果高く叶えられるのです。
ブランドさんや宝石店さんによってそれぞれ色々な打ち出しはありますが、これらダイヤモンドに関する評価は世界共通基準なので、上記を判断基準にするようにすれば、しっかりと費用対効果やより安くを軸に選ぶことができます。
2. 安くてもコスパ良い人気な婚約指輪のデザインはこれ
婚約指輪の価格、安いか高いかの値段はデザインによっても大きく左右されます。
当然ですが、ダイヤモンドが沢山セットされていたり、プラチナやゴールドなどの貴金属を沢山消費するような、より贅沢なデザインになればなるほど高額になります。
またジュエリーブランドや婚約指輪・結婚指輪専門店なども、基本的に贅沢なデザインになるほど実質的なコストの上げ幅よりも高めに価格を設定しているケースがほとんどです。
より安く婚約指輪の費用対効果を上げたいのなら、下記のようなデザインの婚約指輪を選ぶと良いでしょう。
より安く費用対効果をあげるような実際の婚約指輪商品たちも合わせてご紹介しておきましょう。
細身のソリテールデザイン(ソリティア)
ソリテール(ソリティア)は、最もシンプルで王道な婚約指輪デザインです。写真のように細身のソリテール婚約指輪はコストもかからないため、婚約指輪の中ではシンプルでより安く購入できるデザインです。主役のダイヤも際立つため、費用対効果も高いですね。
華奢なVライン
細身のVライン婚約指輪も、プラチナやゴールドなどの貴金属消費量が少ないため、より安く費用対効果高く選べる婚約指輪です。シンプルで指を美しく見せてくれます。
華奢なS字ライン婚約指輪
華奢なS字(Sライン)の婚約指輪も、シンプルで費用対効果の高い婚約指輪デザイン。美しいSラインは指の上を美しく彩ります。
婚約指輪をより安く買う基本方法と流れ
ダイヤモンドの選び方、デザインの選び方によってより安く費用対効果の高い婚約指輪を選ぶことができますが、さらにそれらをどこでどう買うかも大きなポイントです。
1. 婚約指輪を安く買うならオンラインで完結
婚約指輪をより安く、費用対効果高く購入するなら、オンラインストアで婚約指輪を購入しましょう。婚約指輪や結婚指輪に限らずなんでもそうですが、オンラインストアで購入する方が同じような商品もより安く入手することができます。
当然ですが店舗だと宝石店やブランド側もコストが沢山かかります。オンラインはコストを大幅に削減できるため、より安く販売することが可能になるからです。
オンラインといっても最近はサンプルリングを無料で貸し出してくれる宝石店やブランドが多いので、自宅などで実際の指輪のデザインを見ながらオンラインで決めることができます。
また婚約指輪のお店にいってショールーミングし、あとからオンラインストアで購入するという方法もおすすめです。
2. ダイヤとデザインを別のお店で叶える
裏技的にはなりますが、婚約指輪の購入先をダイヤモンドとデザインの2つに分ける方法もあります。
例えばオンラインなどでダイヤモンド単品(ルース)を検索し、より安く良いクラスを購入します。そしてそのダイヤモンドを持ち込みダイヤに対応している宝石店へ持ち込んで、オーダーメイドで婚約指輪を叶えるわけです。
より費用対効果高くダイヤモンドを購入しておけば全体の価格をさらに安くすることができます。少し手間はかかりますが、良い方法の一つです。
ジュエリーの問屋街で安く婚約指輪を購入する方法も
東京だと御徒町、大阪だと心斎橋などのように、ジュエリーの問屋街があります。問屋直販で購入できるので、通常の宝石店やブランドで購入するよりも費用を大幅に抑えることが可能です。
特に店の雰囲気や接客、ブランドのイメージなどに全くこだわりがなければジュエリーの問屋街で叶えるという方法も一手でしょう。
また先述のようにダイヤモンドのみをジュエリーの問屋街で購入して、デザインはブランドに持ち込むという方法の組み合わせも有用です。
婚約指輪をより安く、費用対効果高く。自分たちの理想をより叶える方法で購入する。婚約指輪は平均相場でも30万円〜と非常に高額で特別な記念品であり宝物。ぜひ費用対効果を意識して、安易に選ばず、しっかりと価格を比較して選ぶようにしましょう。